ここからは、エコキュートの買い替えや工事に関する基礎知識を始め、京都府のエコキュート交換業者の選び方などについて詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
エコキュート交換を依頼する際、どこに依頼しようと考えますか?WEBアンケートで調査!
エコキュート交換を依頼できるお店や業者にはいろいろな種類がありますが、果たしてどこがもっともおすすめなのかということはどうしても気になりますよね。そこで、当サイトではWEBアンケートで調査を行ったので、エコキュートを交換したいと考えている人は参考のひとつにしてみてください。
第1位は「エコキュート交換の専門業者」でした。もしかすると知らない人もいるかもしれませんが、エコキュートの交換を専門に行っている業者というものが存在するので、エコキュートの交換を依頼するのであればそういった業者がやはり一番おすすめです。
エコキュート交換の専門業者は、専門としているだけあり、エコキュート交換に関する知識も経験もほかの業者などと比べてかなり優れている場合が多いです。エコキュート交換業者がなぜおすすめなのかは、この後の見出しでも詳しく解説していくので、最後までチェックしてみてください。
第2位は「リフォーム専門業者」でした。リフォームを専門的に行っている業者にも、エコキュートの交換を依頼できるケースは多くなっています。しかしその場合の注意点として、そうした業者は電気・給排水設備工事については外注することになるのが一般的なので、余計な費用がかかってしまうかもしれないということが挙げられます。
第3位は「ホームセンター」でした。ホームセンターにもエコキュートの交換に対応しているところはありますが、その場合もリフォーム業者の場合と同じく、工事は外注となってしまうことがほとんどです。下請けに任せるのはちょっと不安、と思うような場合は避けたほうがよいでしょう。
アンケートの結果は以上です。続いて、エコキュート交換のタイミングや修理より交換がオススメな理由を解説します。
エコキュート交換のタイミングは?修理より交換がオススメ
エコキュートの調子が悪い、故障してしまったなどの場合、修理をするべきか、新しい機種と交換するべきか、迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、エコキュートを交換するべきタイミングや、修理するよりも交換したほうがよいケースについて紹介します。
エコキュート交換のタイミング
一般的にエコキュートの寿命(耐用年数)はヒートポンプユニットが5~15年程度、貯湯タンクが10~15年程度と言われています。特にヒートポンプユニットの修理費用は高額になる傾向があるため、10年程度経過している場合は交換を検討しましょう。
もちろん、耐用年数よりも早く不調を感じた場合は、急にお湯が使えなくなって困る前に、早めに専門業者に相談することをおすすめします。エコキュートの交換を検討すべき代表的な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
◆お湯の温度が安定しない
◆お湯が沸くまでに時間がかかる
◆お湯の残量が少ない
◆お湯も水も出ない
◆エラーメッセージが頻繁に表示される
◆水漏れが発生している
◆異音がする
修理より交換がオススメな理由
エコキュートを設置してから10年以上経過している場合、修理よりも交換することをおすすめします。その第一の理由は、必要な部品がすでに製造・販売されていない可能性があるからです。そのため、10年以上経過したエコキュートの修理費用は、交換費用よりも高くなってしまうケースも少なくありません。
保証期間内であれば無料か低価格で修理を受けられますが、保証期間は10年以下に設定されている場合がほとんどなので、10年以上経過しているエコキュートの修理は全額実費になることが多いでしょう。もちろん、耐用年数よりも短い期間で故障してしまった場合など修理のほうがよいケースもありますが、目安として10年以上経過している場合は、修理ではなく交換することをおすすめします。
また、10年あればエコキュートの性能は大きく進歩します。ですから、大きな故障がない場合でも、10年以上経過したら一度買い替えを検討するとよいでしょう。
ポイント
- エコキュートの寿命は10~15年程度
- 10年以上経過している場合は修理よりも交換がおすすめ
エコキュート交換にかかる時間は?時間短縮のための事前準備も紹介
エコキュートの交換にどのくらいの時間がかかるのか気になる方も多いでしょう。ここではエコキュートの交換にかかる所要時間の目安と、作業時間を短縮するためにできる事前準備について紹介します。
エコキュート交換にかかる時間
エコキュートの交換にかかる時間は一般的に、4~7時間程度です。既存の配管を再利用する場合などは目安の時間よりも早く完了することもありますが、配管を交換する場合は6~7時間程度かかることが多いでしょう。
貯湯タンクは、水が入ると数百キロもの重さになります。地震などで倒れないようにするために、その重さに耐えられる土台がないと設置することができません。
既存の土台がある場合は問題ありませんが、新たに基礎工事が必要な場合は、コンクリートが固まるまでに時間がかかるため、エコキュートの設置まで数日かかります。すでにエコキュートを使用していて土台がある場合でも、新しい機種のほうがサイズが大きく、設置場所を替えなければならないときは基礎工事が必要になるため注意してください。
事前準備
上述した通り、エコキュートの交換には最短でも4時間程度かかります。少しでも作業時間を短縮したいと思う方は、貯湯タンクの水を抜いておくとよいでしょう。エコキュートを交換する際にはまず貯湯タンクの水を抜く作業を行うため、工事の前にあらかじめ水を抜いておくと、その分作業時間を短縮できます。
詳しい貯湯タンクの水抜きの方法は、取扱説明書やメーカーの公式サイトなどをご確認ください。ここでは大まかな手順について紹介します。
①浴槽の栓を抜き空にする
②貯湯タンクにある漏電遮断器を切る
③給水配管専用止水栓を閉める
④逃がし弁レバーを上げる
⑤排水栓を開けて排水する
⑥水が出なくなったら給水配管専用止水栓を開ける
⑦逃がし弁レバーを下げる
また、周りに物が置かれていると、交換作業の前にそれを片づける手間が発生してしまうので、エコキュートの周りはあらかじめ整理しておくようにしてください。なお、エコキュートを効率よく運転させるためにも、普段から周りに物を置かないほうがよいでしょう。
貯湯タンクの水抜きやエコキュートの周りを整理しておくだけでも、1時間~1時間30分程度作業時間を短縮できる可能性がありますので、余裕がある方はぜひ取り組んでみてください。もちろん、水抜きに関しては無理に自分でやる必要はありません。やり方が分からなければ、業者にお任せしましょう。
ポイント
- エコキュートの交換にかかる時間は4~7時間程度
- 事前に貯湯タンクの水を抜いておくと作業時間の短縮につながる
エコキュート交換の費用相場!京都府で使える補助金をチェック
エコキュートを交換するとき、特に気になるのが費用ではないでしょうか。ここでは、エコキュートの交換にかかる費用相場や、京都府でエコキュートの交換に使える補助金について紹介します。
エコキュート交換の費用相場
エコキュートを交換するときにかかる費用は40~50万円程度が相場です。ただし、設置場所の状況や工事の内容、依頼する業者によって費用は大きく異なるため、あくまでも目安と考えてください。
上述したように、新たに基礎工事を行う場合は当然ながら費用が高くなります。逆に、メーカーや業者の保証期間内であれば、低価格か、場合によっては無償で交換できる可能性もあるでしょう。また、火災保険に加入していれば「風災補償」が適用される場合もあります。
いずれにせよ、まずは保険や保証が適用されるかどうかを確認したうえ、適用されない場合は業者に見積もりを作成してもらい、正確な費用を把握するようにしてください。
エコキュート交換で使える補助金
エコキュートを交換する際、補助金が使えるかどうか気になるという方もいるでしょう。ここでは、京都府で使える補助金について紹介します。お得に買い換えるために、事前にチェックしておきましょう。
給湯省エネ2024事業
給湯省エネ2024事業は、経済産業省資源エネルギー庁による事業です。エコキュートに対する補助額は、基本額が1台8万円となっており、一定の性能要件を満たす場合はその性能に応じた定額が加算されます。
具体的に言うと、「A要件」の加算額は1台2万円(補助額=10万円)、「B要件」の加算額は1台4万円(補助額=12万円)で、AB両方の要件を満たす場合の加算額は1台5万円(補助額=13万円)となっています。補助の上限は、戸建住宅が2台まで、共同住宅等が1台までです。
交付申請期間は2024年3月中下旬~予算の上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日まで)。なお、申請を行えるのは「給湯省エネ2024事業者」として政府に登録されている業者のみなので、この補助金の利用を検討している方は、契約前にその業者が登録されているかチェックする必要があります。
なお、この補助金はエコキュートのほか、ハイブリッド給湯機やエネファームを設置する場合にも利用できます。詳しくは給湯省エネ2024事業公式サイトをご確認ください。
スマート・エコハウス促進融資
京都府にはエコキュート設置に使える独自の補助金はありませんが、「スマート・エコハウス促進融資」という融資が用意されているので、ご紹介します。
京都府公式サイトによると、スマート・エコハウス促進融資は「エネルギー効率が高く、環境への負荷が小さい次世代型住宅(スマートハウス)の普及を促進するため、住宅への太陽光発電設備等の設置をご支援するための融資です。」と説明されています。
限度額は350万円(10万円単位)で、利率は年0.5%。融資期間は10年以内となっています。融資を受けたい方は、工事着工前に申し込みを行う必要があるため注意しましょう。金融機関で審査のうえ、融資が適当と認められた場合にその旨が通知されるので、通知後に業者と契約を結び、3か月以内に設置を完了するようにしてください。
なお、この融資はエコキュートだけでなく、太陽光発電設備、太陽熱利用設備、エコジョーズ、エネファーム、家庭用蓄電池、V2H(Vehicle to Home)システム、薪ストーブ、ペレットストーブを設置する際にも利用可能です。
詳しくは京都府公式サイトをご確認ください。
ポイント
- エコキュート交換の費用相場は40~50万円程度
- 「給湯省エネ2024事業」「スマート・エコハウス促進融資」を活用しよう
エコキュートの買い替えの依頼先は?出張費用などにも注意
エコキュートを買い替えたいと思ったとき、どこで購入すればよいか迷う方もいるのではないでしょうか。ここでは、エコキュートの購入先として「ホームセンター」「ネットショップ」「リフォーム業者」「エコキュート交換専門業者」の4つを紹介します。
ホームセンター
ホームセンターでは、店頭の給湯器コーナーなどに陳列されている商品を実際に目で見て確認することができたり、スタッフから商品の説明を聞くことができたりすることがメリットです。
ただし、専門店ではないため品揃えが少なく、スタッフの知識が専門的ではないといったデメリットもあります。また他の購入先よりも価格が高い傾向があり、実際に店頭まで足を運ばなければならないという点もデメリットといえるでしょう。
ネットショップ
ネットショップは、インターネット環境さえあればいつでもどこでも購入できるという手軽さがメリットです。ホームセンターと比べて価格も安い傾向があり、一度に多数の商品を比較できるという点もメリットといえるでしょう。
一方で、設置作業を行うのがどのような業者か分からないというデメリットがあります。また保証制度が充実しておらず、場合によっては一切保証を受けられないケースがあるという点も注意が必要です。
リフォーム業者
リフォーム業者はエコキュート以外の住宅機器も取り扱っており、その他の場所とまとめてトータルでリフォームを依頼したいときはおすすめです。保証が付いているケースが多いため、アフターサービスについても安心感があります。
ただし、費用が割高になる点や、業者によって品揃えに差がある点がデメリットです。また、実際の施工は別の下請け業者が行うというケースもあるため、注意が必要です。
エコキュート交換専門業者
エコキュート交換専門業者は、メーカーから直接仕入れて自社で施工まで行っているので余計なコストがかかりません。そのためほかの購入先よりもお得に購入できます。
また、エコキュートが専門なので品揃えや在庫数が豊富という点も大きなメリットです。専門だからこそエコキュートに関する知識が豊富で施工技術も高く、保証制度も充実しています。
ただし、エコキュート以外の商品は取り扱っていないことが多いため、他の商品の購入やリフォームもまとめて依頼したいという方には不向きです。
エコキュートの買い替えは専門業者がおすすめ
ここまで、エコキュートの購入先として「ホームセンター」「ネットショップ」「リフォーム業者」「エコキュート交換専門業者」の4つを紹介しましたが、やはり専門業者に依頼するのが一番安心できます。
上述した通り、エコキュート交換専門業者は在庫数が豊富です。その利点は、即日対応が可能な場合が多いということです。急にお湯が出なくなってしまったなど緊急のトラブルが発生した場合、在庫が少ない業者では取り寄せに数日~数週間以上の時間がかかり、その間不便な生活を強いられてしまうでしょう。緊急ではない場合も、専門業者であれば品揃えが豊富なので、自宅に最適な機種を選べる可能性が高いといえます。
ホームセンター、ネットショップ、リフォーム業者にもそれぞれメリットはありますが、総合的に判断するとエコキュート交換専門業者がおすすめです。ただし、同じエコキュート交換専門業者でも、それぞれ特徴が異なります。
たとえば出張費についてです。エコキュート交換専門業者の中には出張費がかかる業者もあるため、注意が必要です。あとから追加請求をされることがないよう、出張費の有無についてはあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
ポイント
- エコキュート交換専門業者は品揃えや在庫数が豊富
- エコキュート交換専門業者は緊急のトラブルにも対応できる
エコキュート交換業者の選び方
前の項では、エコキュートの買い替えにはエコキュート交換専門業者を選ぶのがおすすめと述べました。しかし京都府内にもエコキュート交換専門業者はたくさんあるため、その中からどの業者を選べばよいか分からないという方も多いでしょう。そこで、最後にエコキュート交換専門業者の選び方について具体的に解説します。
価格はコミコミ価格か
エコキュートの交換にかかる費用には、本体価格と工事費用があります。エコキュート交換業者の公式サイトでは価格を掲載しているケースも多いですが、注意しなければならないのはそこに工事費が含まれているかどうかです。
一見安く感じても、表示されているのが本体価格のみの場合、工事費を含めると他社より割高になる可能性もあります。また工事費のほかにも、出張費など諸経費がかかる業者もあります。
安心して依頼できるお得な業者を選ぶためには、公式サイトに掲載されている価格がすべての費用を含む「コミコミ価格」かどうかをまず確認するようにしましょう。
消費者としては、見積もりを作成してもらうまで工事費が不明の業者よりも、かかる費用が明瞭な業者のほうが安心ですよね。「コミコミ価格」で表示している業者は親切であり、一定の信頼感を持てると考えられます。
在庫が豊富か
前項で、エコキュート交換専門業者は在庫数が豊富と紹介しました。しかし専門業者の中でも、取り扱っているメーカーや商品のラインナップ、在庫数にも違いがあります。業者ごとの在庫数の違いを比べるのはなかなか難しいですが、ひとつの指標として即日対応が可能かどうかが挙げられます。
在庫数が少ない業者では、依頼されてから商品を取り寄せる必要があるため、当日や翌日の工事には対応できません。公式サイトに即日工事対応可能と記載されているかどうかをチェックしたり、実際に問い合わせて最短でいつ施工してもらえるかを尋ねたりしてみるとよいでしょう。
アフターサポートはあるか
エコキュートは一度設置したら10年程度は使用することになるため、アフターサポートが充実している業者を選んでおくと安心です。特に保証についてしっかりチェックしておきましょう。
10年程度の保証を付けている業者が多いですが、その内容は業者によって異なります。保証期間内の修理は「無料」で受けられるか、修理回数に上限がなく「無制限」で依頼できるか、修理受付は「24時間365日」対応しているか、などの点がポイントになります。
対応エリア内か
初歩的なポイントではありますが、自宅がその業者の対応エリア内かどうかも確認しておきましょう。同じ京都府内の業者であっても、規模の小さい業者などは一部地域にしか対応していないというケースも少なくありません。
また、対応エリア外は出張費がかかるという業者もあります。業者選びの際は対応エリアがどこかだけでなく、出張費がかかるかどうかも必ず確認するようにしてください。
ポイント
- 表示価格が工事費も含む「コミコミ価格」かどうかチェックしよう
- 対応エリアに加え、出張費がかからないかどうかもチェックしよう
不調を感じたらすぐにエコキュート交換業者に相談しよう
エコキュートは生活に欠かせない設備なので、不調を感じたら早めに状態を確認し、10年以上経過している場合は交換を検討しましょう。エコキュートの購入先にもさまざまな選択肢がありますが、総合的に判断するとエコキュートに特化した専門の業者がおすすめです。
京都府内にもたくさんのエコキュート交換業者がありますが、業者によって対応スピードや取り扱いメーカー、在庫数、保証内容などが大きく異なります。できれば2~3社から相見積もりを取り、金額だけでなく担当者の対応なども見て、どの業者に依頼するかを決めるようにするとよいでしょう。