薄型エコキュートのメリット・デメリットとは?

公開日:2024/09/15

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エコキュートには角型と薄型があり、一般的に普及しているのが角型タイプです。しかし、薄型タイプも国内の人気メーカーで販売されており、エコキュート選びの選択肢のひとつになっています。今回の記事では、薄型エコキュートのメリットやデメリットについて詳しく解説します。ぜひ、エコキュート選びの参考にしてください。

エコキュートには薄型と角型がある

エコキュートは、現代の住宅における重要な設備のひとつとして広く普及しています。

ここでは、薄型と角型のエコキュートを比較し、それぞれの特徴についてチェックしてみましょう。

サイズ・大きさについて

薄型エコキュートのサイズの目安は、幅1,000~1,120mm、奥行き430~450mm、高さは1,813~2,225mmです。

サイズ・大きさの観点から見てみると、薄型エコキュートは、その名のとおり、奥行きが短く設計されています。薄型は通常の角型エコキュートと比べて奥行きが25~30cmほど狭まり、その分幅が広めになっています。

これに対し、角型エコキュートは、上から見た際に正方形に近い形状をしており、そのサイズは幅600~650mm、奥行き680~760mm、高さ1,760~2,175mmとなっています。

価格について

薄型エコキュートと角型エコキュートの価格には、一定の差があります。

たとえば、メーカー希望小売価格のデータによれば、薄型エコキュートの最安値から最高値までの価格帯は、370L(3~5人家族向け)で約95万7,000〜125万5,100円、460L(5~6人家族向け)で約106万7,000〜139万2,600円となっています。

一方、同じ容量の角型エコキュートの価格帯は、最安値から最高値までで、370Lで約88〜115万600円、460Lで約96万8,000〜126万600円となっています。角型に比べて、薄型の方が約10万円ほど高価である傾向があります。

薄型エコキュートのメリット

近年、環境への配慮がますます重要視され、省エネルギーな家電製品の需要が高まっています。

そのなかでも、薄型エコキュートが注目を集めています。この記事では、薄型エコキュートの2つの主要なメリットに焦点をあてて解説します。

スペース効率の向上

薄型エコキュート最大のメリットは、そのコンパクトな設計にあります。

従来の角型エコキュートと比較して、薄型の特長はスペースの有効活用にあります。狭いスペースにも設置可能なため、家の中や外の限られたエリアでも効率的に利用できます。たとえば、お隣の家との距離が近い場合や、ベランダ・バルコニーなどの限られたスペースでも設置が可能です。

また、角型エコキュートでは設置が難しいような、普段使われていない裏庭などにも設置できます。これにより、家の周囲のスペースを有効に活用し、より快適な生活空間を確保できます。

デザイン

もうひとつの大きなメリットは、なじみやすいデザインです。

従来の角型エコキュートは、その形状から玄関前や庭に設置されると目立ってしまうことがあります。しかし、薄型エコキュートは奥行きが狭く、壁に沿うようなスリムなデザインです。そのため、目立たずに設置できます。

とくに、家の外観や景観にこだわる人びとにとっては、薄型エコキュートは理想的な選択肢でしょう。設置スペースが限られている場合でも、デザインを損なうことなく、エネルギー効率を高められます。

薄型エコキュートのデメリット

薄型エコキュートにはスペース効率やデザインといったメリットがありますが、デメリットもあります。

薄型エコキュートを購入する前にデメリットも理解しておくとよいでしょう。

耐震強度が角型に比べると弱いものが多い

薄型エコキュートは長方形状の形をしているため、耐震強度の面では角型エコキュートに比べて劣る傾向があります。

実際に多くのメーカーにおいて370Lモデルの角型エコキュートは、耐震クラスSに位置づけられています。一方で、薄型エコキュートで耐震クラスSのものはほとんどありません。

しかし、ほとんどのエコキュートは基礎の上に座金とアンカーボルトで脚部をしっかり固定するため、地震がおきても簡単に倒れる心配はないでしょう。

タンク容量・機能が限られることがある

角型エコキュートは7~8人家族向けの550L以上の大容量モデルも販売されていますが、薄型エコキュートの最大タンク容量は460Lです(2023年1月時点)。

また、残念ながら寒冷地仕様の薄型エコキュートを販売しているメーカーはあまりありません。寒冷地では凍結や故障のリスクが高いので、寒冷地に住んでいる人にはおすすめできません。

角型エコキュートより値段が高い

エコキュートの貯湯タンクにはお湯を貯める缶が内蔵されています。

角型は缶が1つなのに対して、薄型エコキュートは奥行きが短い構造上、貯湯タンク内に2つの缶を備えるため、製造コストが上昇します。そのため、メーカー希望小売価格では10万円程度、実売価格でも2~5万円程度角形より高くなります。

年間給湯保温効率が落ちることがある

エコキュートの貯湯タンクは断熱性が高く、保温効率に優れた構造になっています。

しかし、薄型エコキュートは、貯湯タンク内に缶が2つある構造のため、断熱材を施すスペースが少なく、角型と比較すると保温効率が落ちます。また、電気代もやや割高になってしまいます。

補助金の対象外になることもある

エコキュートを導入・交換する際、地方自治体などから補助金やポイントがでる地域があります。

多くの補助金には条件が設定されており、薄型エコキュートも補助金を受けるにはこの条件を満たさなければなりません。しかし、薄型エコキュートで受給資格の基準を満たしている機種は少ないため注意が必要です。

まとめ

薄型エコキュートは、設置スペースに制約がある場合や、見た目のスリムさを重視する場合に適しています。一方で、価格は角型よりもやや高くなる傾向があります。設置予定の場所のスペースや予算などを考慮し、適切な選択を行うことが重要です。薄型エコキュートにはデメリットもありますが、省エネルギーやスペース効率だけでなく、デザインの面でも優れています。エコキュート選びの際は、薄型も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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イメージ

引用元:https://ecobathbin-kinki.com/


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