京都府のエコキュート補助金情報

公開日:2024/08/22

エコキュート補助金

エコキュートを導入・交換する際は、国や自治体から補助金を受けとることができます。そこで今回は、京都府で利用できるエコキュート補助金について情報をまとめてみました。

なかには最大20万円が交付される場合もあるので、導入や購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

エコキュート補助金とは

補助金とは、各分野において、国や自治体が事業者に対し貨幣を交付するサービスです。ただし、補助金によって目的・対象・仕組みが異なるため、すべての事業者が同じ額を受けとれるわけではありません。補助金の有無や金額についても、審査によって大きく変わってきます。

エコキュート補助金は、設置の際の負担を軽減するために交付されます。補助額は最大30万円まで、一定条件を満たすと最大50万円まで支給されます。

活用できるエコキュート補助金

エコキュート補助金は、地方自治体によって特徴が異なります。そのため、補助金を検討している方は、各自治体で確認しましょう。

ここでは、2024年8月現在で活用できる京都府・国のエコキュート補助金について紹介します。

京都府

京都府では、再エネや省エネに取り組む事業に対し、さまざまな補助金制度を行っています。

しかし、エコキュートを含むエネファーム・ハイブリッド給湯器に関しては、現在交付している補助金はありません

国が実施している補助金は、3つ存在します。

1つ目は「給湯省エネ2024事業」です。給湯省エネ2024事業とは、エコキュートなどの高効率給湯器を設置する際にもらえる補助金のことで、正式には「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」といいます。新築・既存住宅で設置する人(リース含)を対象に、10万円/台の交付が可能になり、エコキュートのほかにハイブリッド給湯器やエネファームも対象になります。

2つ目は「子育てエコホーム支援事業」です。子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に、高い省エネ機能を有している新築住宅や改修などをサポートする制度のことです。エコキュート・エコジョーズ・エコフィール・ハイブリッド給湯器に対し3万円/台が交付されます。

3つ目は「賃貸集合給湯省エネ2024事業」です。賃貸集合住宅に設置されている給湯器を、省エネ性能のものに交換する際に受けられます。対象機器はエコジョーズ・エコフィールになり、エコジョーズに限り5万円/台が交付されます。

それぞれの補助金は併用ができないため、目的や対象をきちんと理解しておきましょう。たとえば戸建ての場合「給湯省エネ2024事業」がおすすめですが、新築やリフォームを予定している場合は「子育てエコホーム支援事業」を選ぶのがよいでしょう。

各補助金の仕組みとメリット

同じエコキュート補助金でも、それぞれ利用できる対象者は異なります。そして併用もできないため、利用を検討している方は事前に確認しておく必要があります。

ここでは、各補助金の仕組みとメリットについて解説するので、補助金を選ぶ際に参考にしてください。

給湯省エネ2024事業

高効率給湯器の導入促進を目的に誕生しました。

高効率給湯器とは、いわゆる高性能タイプの給湯器のことです。エコキュート・ハイブリッド給湯器・エネファームが含まれます。環境にやさしく家庭のエネルギー消費量を削減するため、設置率が高くなるほどメリットも大きいです。対象は新築・リフォームを含む戸建住宅になり、共同住宅やリースも含まれます。

それぞれの仕組み・メリットは以下のとおりです。

エコキュートは、ヒートポンプ内の圧縮機を利用し、大気の熱を圧縮することでお湯を沸かすシステムです。そのため、電気代が安い夜間にお湯を沸かせて貯められます。これにより、電気代を大幅にカットできます。

ハイブリッド給湯器は、ヒートポンプで作ったお湯を貯湯タンク内に貯め、なくなるとガス給湯器に切り替わりお湯を作ります。ヒートポインプで一定量安くお湯が作れるほか、万が一貯湯タンクにお湯がなくなってもガス給湯器で沸かせるので安心です。とくにお湯の量が不規則な家におすすめでしょう。

エネファームは、電気とお湯を同時に作る家庭用燃料電池です。水素と酸素で作った電気から発生する熱でお湯を沸かし、貯湯タンク内に貯めていきます。都市ガスとLPガスのどちらでも利用でき、災害のときでもお湯を作れるのがメリットです。発電ができるのも、エネファームのよいところでしょう。

子育てエコホーム支援

子育てエコホーム支援事業は、2050年のカーボンニュートラル達成に向けて誕生した制度です。一定の条件を満たした新築やリフォームを対象に、最大100万円まで受けとることができます。住宅省エネ支援事業者に登録している事業者のみ申請が行えます。

ただし、新築または新築分譲を購入する場合、市街化調整区域は原則で補助額が半額になる点に注意しましょう。リフォームに関しても、2023年11月2日以降に売買契約を締結した既存住宅が100万円以上であることや、締結から3か月以内に請負契約を行う必要があるので注意が必要です。

この補助金のメリットとしては、一般世帯に比べて補助額が高いことや、エネルギー費用とCO2排出量の削減につながりやすいことが挙げられます

賃貸集合給湯省エネ2024事業

賃貸集合給湯省エネ2024事業で補助金を受給するには、賃貸集合住宅の所有者・給湯省エネ事業者と契約締結・工事の規模を満たす必要があります。

所有者とは、いわゆるオーナーのことです。オーナーから管理委託を受けている管理法人なども対象になり、区分所有者も含まれます。ただし、買取再販事業者は対象外になるので注意してください。

給湯省エネ事業者との契約締結は、工事請負契約とリース(賃貸借)契約の2つになります。どちらの契約を結ぶかは、何を理由に対象機器と交換するかで変わってくるでしょう。

工事の規模は、1棟あたり2戸以上の集合住宅が対象です。ただし、既存の給湯器から対象機器に交換する必要があり、一定の要件を満たす場合は1戸でも補助対象になります

賃貸集合給湯省エネ2024事業のメリットとしては、お得に交換できる・入居者のガス料金が安くなる・地球環境に貢献できるなどが挙げられます。

エコキュートを設置するメリット

残念ながら、現在京都府では、エコキュート補助金の給付を行っていません。しかし、エコキュートを設置することで得られるメリットはたくさんあります。今後交付がはじまる可能性に備えて、ぜひ設置を検討してみてください。ここでは、主なメリットを紹介します。

光熱費の節約

従来の給湯器と比べて、省エネ性能が高いのがエコキュートです。そのため、光熱費を大幅にカットでき、必要な電力を最小限に抑えることができます

環境にやさしい

ガス給湯器とは違って二酸化炭素の排出量が少ないため、地球環境に負荷をかけることなく安全に使用できます。再生エネルギーを利用するのも、環境にやさしい理由のひとつです。

長持ちしやすい

従来の給湯器に比べると寿命が長く、定期的にメンテナンスをすることでより長く使用できるようになります

安全性が高い

従来の給湯器のようにガスを使用しないため、火災のリスクが低いといわれています。漏電や故障などのリスクが低いのも、エコキュートの大きなメリットです。

省エネ効果が高まる

エコキュートは、設置する家庭が増えるほど、地域の省エネ効果が期待できるといわれています。また、国のエコキュート補助金が延長したことで、より多くの家庭が設置しやすくなりました

補助金をもらうには条件がある?

エコキュート補助金を受けとるには、次の条件を満たす必要があります。ただし、条件に満たない場合は、対象機器を設置しても給付されない可能性があるので注意してください。

性能要件を満たす

補助金の対象となる商品・性能は、2025年度のエネルギー消費効率目標基準値以上の「年間給湯保温効率」をクリアしていなければいけません。セミオートや給湯専用の場合は「年間保温効率」になります。

さらに、エネルギー消費効率目標基準値は、A~Jまですべて満たす必要があります。そのため、1つだけ要件を満たしていても、補助金対象にはなりません

また、目標基準値はエコキュートの種類によっても変わってきます。たとえば、Aは3ですが、Cは3.1です。そのほかの想定世帯・貯湯缶数・貯湯容量・仕様も、購入の際にきちんと確認しておきましょう。

給湯省エネ事業者に依頼する

エコキュートの設置=補助金対象ではありません。性能要件を満たしていても、事業者が「給湯省エネ2024事業」に登録していなければ給付されません。

そのため、購入の前に登録の有無を確認しておく必要があります。万が一登録していない業者に依頼してしまうと、補助金の申請代行ができず交付されなくなるので注意してください

住宅の所有者等

導入・交換で補助金を受けとるには、戸建て・共同住宅を含む住宅の「所有者等」でなければいけません。所有者等とは、住宅を所有している個人もしくはその家族を指し、住宅を所有&賃貸している個人または法人や賃借人なども対象になります。

所有者ではない場合でも、共同住宅等の管理組合・管理組合法人であれば補助金を受けとることができます。

期間中に設置する

導入や交換には期限があるため、期間中に設置することも条件になります。期間は2024年12月31日までになり、工事着工が済んでいる商品が対象です

また、たとえ期間中でも、予算上限に達すると締め切りになるので、購入を検討している方は早めに設置することをおすすめします。

京都府でエコキュートを交換するなら?

地域によって、導入・交換の際の特徴やサービスが異なります。京都府で検討している方は、以下のポイントを参考にしてみてください。

販売価格

エコキュートの本体価格の相場は、40~70万円です。給湯方法によって変動するため、導入・交換の際はどのタイプを使用するかも含めて選ぶとよいでしょう

一般的に、給湯方法は大きく3つに分類されます。

1つ目は、フルオートタイプです。お湯はり・追い焚き・保温・たし湯がボタン1つで行え、一定時間温度と水位を保つことができます。そのため、どのタイミングでお風呂に入っても冷める心配がありません。

一方で、ほかのタイプに比べて価格が高くなります。相場も50〜70万円程度になるため、安く抑えたい方には不向きです。

2つ目は、オートタイプです。ボタンを押すと自動的にお湯はりをしてくれるタイプになり、追い炊きやたし湯などの機能は付いていません。価格もフルオートタイプに比べると安く、相場は45~60万円になります。

3つ目は、給湯専用対応です。オートタイプよりさらに相場が低くなり、40~45万円で購入できます。その代わり手動でお湯はりを行うため、つねにお湯の状態を確認しなければいけません。機種によっては設定した水位に達するとお知らせしてくれるものもありますが、フルオートタイプやオートタイプに比べると不便に感じるでしょう。

価格にこだわらない方は、断然フルオートタイプがおすすめです。しかし「なるべく安いものを使用したい」「必要な機能だけあればよい」という方は、オートタイプや給湯専用対オプでも問題ありません

また、同じ給湯方法でもメーカーや機種によって特徴が異なるため、機能性も比較しながら選ぶようにしましょう。

性能・サイズ

次にチェックしたいのが「性能」「サイズ」です。性能は、年間給湯保温効率で確認でき、数値が大きいほど省エネ効果が期待できます。

京都は、冬になると厳しい寒さが長く続きます。エリアによって多少差はありますが、それでも積雪がある地域なので、エコキュートの存在は冬を乗り切るうえで欠かせません

エコキュートは空気の熱を利用してお湯を沸かすため、寒さが厳しい地域では大幅に電力を消費することになります。そのため、商品を選ぶ際は「年間給湯保温効率」が高いものがおすすめでしょう。

サイズは、貯湯タンクユニットを指します。貯湯タンクとは、沸かしたお湯を貯めるタンクのことで、家族構成によって選ぶサイズが異なります。たとえば、4人家族なら460Lを、5人以上なら500L以上を選びます。少ない人数で容量が大きいものを選んでしまうと、余計なコストがかかってしまうので注意してください。

また京都の場合、敷地の面積に合った商品を選ぶのもポイントです

現地調査の有無

京都府は、大阪や東京に次いで敷地面積が狭い地域です。そのため、よく考えずにサイズを選んでしまうと失敗します。かならず現地調査や見積りを行い、最適なエコキュートを設置してもらいましょう。

現地調査をきちんと行ってくれる業者なら、正しい位置にヒートポンプと貯湯タンクを設置してもらえるので、施工後のトラブルが避けられます。

しかし、調査が適当な業者を選んでしまうと場合によっては再工事になり、手間と費用がかかってしまいます。とくにガス給湯器から乗り換える場合は、必要な配管が異なるため、実績と経験のある業者に依頼しましょう。

正しい方法で現地調査を行っていれば、より最適なプランを提案してもらえるうえ、精度の高い見積りも確認できます。これにより、追加工事が発生する心配もなくなるでしょう。

積雪対策がある

京都は、ほとんどの地域で雪が降ります。近年の異常気象で以前のように雪が積もる地域は減ってきていますが、過去には豪雪地帯に指定されたことのあるエリアもあります。そのため、エコキュートを交換する際は積雪対策を行ってくれるところを選びましょう。

一番よいのは、京都のエコキュート交換業者です。地域密着型なので京都の積雪事情にも詳しく、最適な方法で対策を行ってくれます

エコキュートの場合、ヒートポンプユニットの周辺に雪が積もってしまうと、給湯効率が大きく下がってしまいます。また、きちんと気をつけていても、屋根から落ちた雪で破損する場合もあります。そのため、防雪パネルや防雪屋根などの設置を行ってくれる業者だと安心です。

専門業者を選ぶ

ひと口にエコキュート販売店といっても、専門業者・ネットショップ・家電量販店とさまざまです。ダイキンや日立などのメーカーでも販売していますが、直接販売は行っていないため、業者を介さないと購入することはできません。

そこでおすすめしたいのが「専門業者」です。エコキュートに関する知識やノウハウが豊富なので、些細な相談も親身になって対応してくれます。また、販売価格が安いため、ほかの販売店に比べてお得に購入が可能です。

一方で、業者によって価格差があります。取り扱っている機種や施工実績も違うので、最適なエコキュートを選ぶなら比較するのがおすすめです。

相場より安い価格で購入したい方は、ネットショップも検討してみてください。ただし、ショップによって本体価格しか掲載していない場合があるため、勢いで購入してしまうと失敗します。

ポイ活をしている方なら、家電量販店もおすすめです。提携している施工業者を紹介してもらえるので、ネットショップより安心して依頼できます。その代わり、価格が高い・種類が少ないなどのデメリットがあるので注意してください。

業者によってメリット・デメリットはありますが、総合的に見るとやはり専門業者のほうが安心です。家族構成やライフスタイルに合わせてベストなエコキュートを提案してくれるだけでなく、アフターサポートも付いています。そのため、万が一工事後に故障・トラブルがあった場合でもすぐに対応してくれます。

独自のサービスを導入しているところもありますので、ぜひ比較しながら自分に合った商品を選んでみてください。

まとめ

京都府のエコキュート補助金情報と、業者の選び方・メリットを紹介しました。現在、京都では補助金制度の導入を行っていませんが、国が実施している補助金は2024年12月31日まで申請できるので、これを機にぜひ導入・交換を検討してみてください。

エコキュートを導入すると、光熱費が安くなるだけでなく、地球環境にやさしい・災害時でも貯湯タンクのお湯が使えるなど、うれしいメリットがたくさんあります。とくに京都のように冬になると厳しい寒さに見舞われる場合、エコキュートの存在は非常にありがたいでしょう。

ただし、補助金を受けとるには「対象機器」「条件を満たす」必要があります、事前にきちんと確認し、補助額の違いについてもしっかり理解しておきましょう。

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イメージ

引用元:https://ecobathbin-kinki.com/


引用元:https://chikaramoti-kyoto.com/


引用元:https://www.eco-kyoto.com/


引用元:https://www.kyutooki.com/construction/category/e-kyoto


引用元:https://www.yhservice.net/
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